桶谷式の良い点・うーん?な点

私が行った桶谷式は60歳過ぎのゴッドマザーがやっているところでした。手技(マッサージ)の腕はピカイチ。ただし、叱咤激励も食事制限もピカイチ・・・。ということで、良い点とうーん?な点。(ちなみに里帰り出産から自宅に帰ったので今はアラフォーの助産師さん(桶谷式)のところに通ってます。)

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良い点 (*゚▽゚)ノ
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●マッサージが上手い→桶谷式の助産師さんは1年間おっぱいだけの勉強をするらしい。しかも開業してウン十年なんていう助産師さんはやはりおっぱいのプロ。ガチガチのおっぱいをふわふわにしてくれる手技は他には代えがたいものがあります。
●母乳育児のアドバイス→授乳の姿勢、抱っこの姿勢、授乳間隔の開け方、赤ちゃんは泣かせてもいいのよ等々、育児について様々なアドバイスをもらえました。
●授乳中の食事のアドバイス→和食中心に、もち米はおっぱいが詰まりやすくなるからNG、乳製品もアレルギーになるからNGなど授乳に良い食事のアドバイスをもらえました。
●確かなアドバイス→ゴッドマザー級の助産師さんの場合、ウン十年という経験に基づいたリアルなアドバイスが聞けるわけです。看護学校卒業したばっかりの可愛コ助産師さん(お産をした病院にはたくさんおりました)のネットで調べたらわかるような教科書的アドバイスではなくて。

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うーん?な点 (-_-)
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◆授乳中の食事のアドバイス→極端な食事制限。肉ダメ、青魚ダメ、乳製品はもちろんダメ、パンはダメ、パスタもダメ、油使っちゃダメ、甘いものダメ・・・。ジャムはいいけどジュースはダメ(なぜ?)。乳児湿疹が治らない、小麦アレルギーかもしれないから小麦NG→でも治らない→大豆アレルギーかもだから大豆NG・・・。
◆あなたのおっぱいはダメおっぱい的な洗脳→「おっぱいやるの下手くそね」「あなたのおっぱいが悪いから赤ちゃん泣くのよ」「乳児湿疹もおっぱいのせい」「乳腺炎もあなたの食生活が悪いから」「(おっぱいの姿勢を指導しながら)なんでこんなこともできないの。最近の子は頭でっかちで実際何もできないんだから」・・・乳腺炎で体がしんどい時に精神的にも追い込まれました。そこで「桶谷を信じてやればよくなるのよ」の一言。確かに手技を受けるとおっぱいが軽くなるので「信じなきゃ、実践しなきゃ」と思うわけです。でも極端すぎる食事制限はストレスになり、また毎回行くたびにコテンパンに言われるので行くのがツラくなりノイローゼ気味に。
◆通わせる→私が行ったところは初診5000円、再診3500円。たぶん10万円近く使ってると思います。でも「洗脳」された私は「行かなかったらまた乳腺炎になるかも」という恐怖心から行かざるをえませんでした。「1週間あけても大丈夫ですかね?」ときくと「私はそんなことはできないけど」って返事されてたし。
◆不確かなアドバイス→前述の「ジャムはいいけどジュースはダメ」をはじめ、食事制限の科学的根拠がないので納得できないことが多い。「赤ちゃんは3ヶ月過ぎたら泣かなくなる」と言われたけど、相変わらず泣いてます(笑)。

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私の考え
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お気づきと思いますが食事のこと、アドバイスのこと、ともに良い点もありうーん?な点もあるのです。知り合いの助産師さんに聞いたところ「母乳に食事が影響する科学的根拠はない」そうです。でも「油もの食べたら不思議と詰まりやすい」とも言ってました(影響してるやん・・・)。きっと母乳はまだまだ科学で解明されてない点が多々あるんでしょうね。

産後1~3ヶ月までノイローゼ気味になりながら桶谷式を実践してきた私でしたが、大豆NGというところにきて疑問を持ち(というか限界がきて)、桶谷式ではない助産師さんが主催している育児サークルに行きました。そこで言われたのが、「赤ちゃん時代のことなんて子どもは忘れてる。お母さんが「母乳育児楽しかった~」と思わなきゃソンよ」という言葉でした。それまで「私のおっぱいダメおっぱい。美味しくない母乳でごめんね。でも、何食べても平気な人もいるのになんで私だけ・・・。」ってマイナス思考だった私とっては目からウロコ。ヘンなつきものが取れたというか、母乳育児のプレッシャーから解放された一言でした。そういや私自身はミルク(混合)で育ったけど、そんなこと覚えてないし、母の愛情が薄かったとも感じてないし。おっぱいの味なんて覚えてもいないし。いままで何に悩んでいたんだろう、と思えるようになりました。

だからといって、桶谷式を否定する気はありません。やはり経験に裏打ちされたアドバイスと手技はすばらしい。食事制限についても、実践すればおそらくおっぱいトラブルは起こらないと思います。でも、それだとストレスがたまります。ヘンな例えですが、桶谷式は「火事が起こるといけないから家の中では絶対に火は使わない」ということだと思います。火を全く使わなければ、火事になることはありません。でもね、とっても寒い日に用心してストーブを着けたら快適だし幸せですよね。だからといって、家の中でたき火をしたりはしませんよね。食事制限もそう。詰まる可能性があるから一切のものを排除するのが桶谷式。でもね、生活の快適さのために少しは桶谷式でNGと言われているものも食べていいと思うのです。薪ストーブ(チョコレート)を家で使うのは危険だけど、オイルヒーター(ノンオイルの蒸しパン)なら安全みたいなイメージ。リスクと快適さのバランスをとりながら生活したほうが、毎日楽しく過ごせると思います。ちなみに私にとっての「たき火」はもち米です。桜餅半分でガチっと詰まりました(涙)。

「洗脳」というちょっと過激な言葉をつかいましたが、これもまた全否定するわけではありません。あれだけコテンパンに言われなかったら食事制限を実践できなかったと思います。100日過ぎたころから食事制限を緩めた私ですが、それでも揚げ物やファーストフード、洋菓子、牛豚肉は食べてません。おかげでおっぱいトラブルはないし、なにげに長年悩まされてきた便秘も解消。デトックス効果があったのかも。火事に例えるなら、助産師さんは消防士。ガチガチのおっぱいの火消し屋さん。消火してあげるのに、何度も家でたき火をするような人がいたら困りますよね。だから多少強い口調になるのかな、とも思います。

100日を過ぎて、ストレスから解放されたからか、時期が来たからか、常にうつ乳気味だったおっぱいも落ち着いてきました。乳腺炎の原因は、食事ももちろんですが、疲れとストレスのほうが影響が大きいように思います。食事制限で過度なストレスを抱えるのは本末転倒。母に過剰なプレッシャーを与える桶谷式のやり方は、この点だけは、悪い点といえると思います。ちなみに、桶谷式でも助産師さんによって厳しい人、そうでもない人がいるらしいので桶谷式が全部NGというわけではないと思います。疲れについては、私の場合、2日続けてお出かけや来客があるとNGでした。

あくまで個人的な考えですが、産後100日までは桶谷式の厳しい食事制限をやる価値はあると思います。「ストーブ(チョコレート)のない生活なんて考えられない」と思っていても、実際はオイルヒーターに厚着(ココア入りノンオイル蒸しパン)でもそこそこ快適に暮らせるかもしれないのです。食生活って長年の習慣なので、一度気合を入れてリセットしてみる。100日間ぐらいなら厳しい制限にも耐えれると思います。その後は、断乳・卒乳までの1年半くらい緩やかな食事制限をする。自分の体にも、赤ちゃんにも快適なはずです。

おっぱいが落ち着いてきた今、おっぱいを飲んでいる息子氏の顔をみていると癒されます。「母乳育児なんて嫌だ!もうやりたくない!」と思っていた数週間前には考えられないことです。なんだかんだで食事制限はつらいけど、赤ちゃんがおっぱいを飲むのもだいたい1年半くらい。しばらくは、おっぱい小僧につきあってあげようと思います。

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この記事へのコメント

小坂井
2014年08月20日 00:32
奥さんが授乳中です。
色々な都市伝説に一喜一憂しているのでちょっと気の毒で。都市伝説の元をたどったら桶谷式だったりしたのですが、こちらの記事がとても納得感がありました。

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